March Madness; 今年のバスケが終わりました |
先週からNCAAトーナメントが始まり、UNCのいるWashington D.C.ブラケットだけでも、かなり進むだろうと思われていたイリノイ、ミシガン・ステイト、さらにはテネシーまでが脱落していく波乱の展開。やはりNCAAトーナメント、一筋縄ではいかないんだな、と改めて衝撃。
しかしUNC Tar Heels、とうとう昨日のGeorge Mason戦に負け(詳細は下)、2005-2006シーズンが終了・・・いやな負け方をした分、後味悪く、重ーい気分、まさにこんな感じ。
しばらく何もする気が起きず、晩ご飯作る気力が出ないよー、と愚痴りながらご飯作りました。
しかし、シーズン当初は、上手くいけばACCで勝ち越し、願わくはNCAAトーナメント出場、なんて言われて、ランクすら付かなかったUNC Tar Heels。
それが蓋を開けてみれば、若さは目立つけど能力高い(控え&新人)選手層、個々人の能力に頼りきらない良いチームプレー、さらに、Duke戦の頃には緊張感のある試合のプレッシャーにも負けない強さも増してきて、チームとしてものすごく成長したと思います。
シーズン開幕当初、今年はあまり楽しめないかも、、、なんて昨年と比べて思ってしまいましたが、しかし、今年は「高校野球」を見るかのような感覚、それはそれは楽しかった。
今年の経験積んで、来年、再来年はもっといいチームになっていることでしょうに!
もし負けちゃって暗くなったら昨年の優勝DVDでも見て景気付けしよっと、なんて思っていましたが、今はしみじみ、今年もよかったな、、、と思うに留めておくことにしました。
3月17日 NCAAトーナメント Murry State戦(W69-65)
とうとうNCAAトーナメント開幕。対戦相手は初めて聞く名前の大学、しかし楽には勝たせてくれません。非常に僅差な試合展開。。。特にターンオーバーがこの試合でまた(Duke戦以前と同じくらいに)増えてしまっていたのが懸案。
さらにここ数試合、Millerが調子あまりよくない。相変わらずディフェンスは堅実、びたーっとマークして話さないから、Tar Heelsには必須のディフェンダー、しかし頼みの3が決まらず、この日はなんと得点ゼロ。意外です。彼、毎晩Smith Centerに一人残ってシュート練習を深夜までしてるんですって。こういう日もあるんだろうな。でも早く戻ってね。
3月19日 NCAAトーナメント George Mason戦(L65-60)
見ていて辛くなる試合でした・・・試合開始直後の3分間はものすごくペースよく得点を重ねられ、あっという間に12点差。これなら今日は楽勝かしら、なんて思っていたら、相手のGM、全米トップクラスのディフェンス陣とかで、インサイドの強いUNCを全然中に入れてくれません(でっかいセンターがいたし)。前半はGMのシュート率が低く、27-20のリードで折りかえることが出来たんだけど、後半に入って盛り返されてしまって(シュート率が一気に倍になっちゃって)、そのまま負けました。
Tar Heelsは、前半途中から無用なカットプレーやパスミスが目立つようになり、シュートも3が全然決まらない。しかもここ数試合不安だった、Hansbroughの調子が今日も悪い。調子、といっても精神面、相手の強いディフェンスにフラストレーションが溜まって肘入れちゃったり、シュート直前に歩いちゃったりと、まだまだ彼はここが弱いんだぁ、と。それにTerryが今ひとつ。ロイ様も珍しく感情的に当たっている所がTVに出ちゃったり、見ているほうも辛いのよね。
そんな中、シニアのノエル、彼にとってはどんな試合も落とせない状況、今日もものすごく気迫&だけど気配りのあるプレー、絶望感の漂う終了間際でも、シュートをカットにし飛び込んできて、そのままコートの外に飛び出してちゃった。怪我しそうな勢い。ああノエル・・・と見ていてこちらがウルウル。
負けた時の脱力感、今までのゲームではない感覚。。。いい所がほとんどない展開だったし。試合後の会見も辛いものでした。でも、ギリギリまで追いつこうとする姿勢には感銘でした。