今年もMarch Madness;Dukeに勝ってシーズン終了! |
今年はDukeがランキング1位(UNCは15位)、さらにシニアのJ.J.RedickとShelden Williamsが卒業とあって、ESPNはなんと4チャンネル使っての同時放送。ものすごい力の入れ様。昨年は(2位対3位だったけど)これ程までは盛り上がってなかったのに。
試合はものすごいインテンスな展開(詳細は下に)、しかも最初から最後までその緊張感が緩むことなく、見ていて疲れちゃうほど。そして、最終的にはなんと83-76でUNCの勝ち!なんていい試合なんだ、、と感激(写真:AP)。
シーズン当初には誰も予想しなかったUNCの今年の成長振り、早くもコーチのロイ様はCoach of the year確実か、とも。経験の少ない控えメンバーと、ポテンシャルは高いけど未知数な新人、よくここまで能力を引き出したものです、さすがロイ様。
帰りは夜桜ならぬ夜梨の花がとても綺麗でした。
3月4日 @Duke戦(W83-76)
試合開始直後から、異様なまでの緊張感と気迫。開始4分ほどで10点近く差をつけられてしまったTar Heels。いつまでもこの流れが続く訳はない、と思いつつも、前半10分は得点があまり決まらずやや焦ってしまう。でも、リバウンドの強さとインサイドからの得点率の高さではDukeの上をいくTar Heels、前半はなんとか喰らい付き、1点差ビハインドで折り返し。
後半、引き続きRedickを押さえ込み(2人がかりで)地道に点を積んでいきます。Redickはここ数試合あまり調子よくないからね(Emotionally fatigueって解説のDickyも心配してた)。UNCはここ数試合調子のよいGinyardに、ゴール下が確実なHansbroughと、新人の得点力が相当後押し、リードを広げていきます(最大12得点差まで!)。Thomasも今日はよかった、シーズン当初からは別人だー!てDickyに褒められてた。
後半終了2分前の時点で8点のリード。これなら行けるかも、と思った時点で、時間をかければいいのにTerryが焦ったシュートをしちゃって、リバンド取られて立て続けに2点、3点と入り、3点差まで。。。まだちょっと若いなぁと思わされる瞬間です。
しかしそれからは確実に守り、ファールをもらい、で、結果なんと!83-76で勝ってしまいました!なんていい試合、、、ESPNは試合終了後ニュースを挟んで、試合の再放送、で、また見ちゃった。
2月19日 @Wake Forest戦(W83-71)
昨年はあんなに強かったWake Forest。主力PGのChris Paul(略称クリポー)がNBAに行っちゃって(新人賞取る勢いだとか?!)、でも強力なCのEric Williams(愛称ゴリ)もいるし、今年伸びてきたPGのGrayもいたりして、個々人の能力は相変わらず強いWake。なのにどうして?!チームプレーとしては全然まとまりがなく、今はACCの最下位・・・昨年の勢いを知るにつけ、なんだかライバル校ながら悲しくなってしまいます。
しかし今日は別、UNCには勝ってもらわなければなりません。前半はやや危うかったけど、後半はもうUNCペース、でもEricは存在感あるし、見ていて面白い試合でした。
今日の大活躍はWakeの地元Winston-Salem出身のTerry!彼は元からシュートがとても上手いけど、今日は特に冴え渡り、大活躍!客席ではお母さんも大喜び!
2月22日 @NC State戦(W95-71)
NCState、今年はバランスの良いチームと言われながらも、UNCとの試合ではそのバランスの良さが逆に「強みがない」になってしまい、UNCにとってはとても対戦しやすい相手になってしまいます。
今日の試合も、UNCはゴール下ディフェンスもかなり確実だし、攻撃の切り込みもパス回しが確実になり(ターンオーバーも少なく)、それはそれは安定した試合展開。
相性いいなぁ~、と思ってる間にすんなり試合終了!なんだかあっけないくらい。それもこれも、Duke戦で得られた集中力のあるノリが続いてるからかな。
2月26日 Maryland戦(W81-57)
Marylandってシーズン当初はランクが付いていたのに、その後はあまりいい調子にないチーム。攻めは甘いし、見ていてコーチが気の毒になってくる試合展開。お陰でUNCはかなり楽々に勝てた感じ。とはいっても、あまり褒められた勝ち方ではなかったかな、パスミスやカットプレーも目立っていたし。
ただここ数試合、新人Ginyardの動きが目覚しく良くなってきてる!シュートもかなり正確だし、パスも切り込みも落ち着いて安心感がある。その一方、最近ボールの手持ちが不安になってきたのがFrasor、ターンオーバーやカットも多く取られるし、焦ってる感が。
それから嬉しいことに、同じくここ数試合、Thomasが目に見えて変わった!前は、ボールを持ってもすぐに誰かにパスすることしか考えてないようなプレーだったのが(だからすぐにターンオーバー狙われる)、自ら切り込んでシュートもしちゃう!明らかに積極的な姿勢に変わってきた。自分のそれまでの限界を超えたんだろうなぁー、と情けないころを知るにつけ嬉しく思ってしまう。
ともかく、この日もDuke戦効果が持続!この調子で最終のDuke戦再対決に臨んでもらわなきゃ。
3月1日 Viriginia戦(W99-54)
Dean Dorm(ホーム)での最終戦、シニアデー。最終戦はシニアをスターターに据えるロイ様、カンザス大の頃から続けている慣習だとかで、今までシニアデーは負け無しの記録持ち(18連勝)。今日も負ける訳にはいきません。
シニアデーだから、という訳でもないけど、今日はキャプテンのNoelが調子良い!得点の要になっているし、相変わらず動きもとても気が利いてる。終わってみたら、キャリアハイで27得点ですって!最後の試合をとてもとてもいい形で終わらせられたのね、おめでとう~。願わくは今年初の100点台得点までいけるとよかったんだけどねー。
試合後のセレモニー、シーズン中はやはり緊張感が強かったのか、試合後のインタビューいつもえらくかしこまってたけど、今日ばかりはいつものNoel、「ファンの皆ありがとー!チアリーダーの皆ありがとー!ダンサーズの皆ありがとー!最前列に座ってるお金持ちの皆ありがとー!」って大はしゃぎ。来年からNoelがいなくなっちゃうのか、と思うと寂しいけどね。